【別海】野付湾の初夏を彩る第６０回尾岱沼えびまつり（実行委員会主催）が２日、尾岱沼漁港で４年ぶり開かれた。好天の下約３万４６００人（主催者発表）が来場し旬の海産物を堪能していた。

　野付漁協直売店前ではボイルしたホッカイシマエビが直売され、開始約２時間前から列ができるなどにぎわった。朝６時に出発し仲間４人と訪れていた十勝管内本別町の団体職員薩田和希さん（３７）はエビ５００㌘を購入し、後の抽選会でホタテとエビ各１㌔を手にし「初めて来たが人がたくさんでにぎやか。十勝にはない雰囲気で来て良かった」と両手いっぱいの海産物にご満悦だった。

　特設ステージでは３分以内でエビ５匹を完食する速さを競うイベントや、午後からは歌手の水森かおりさんと堀内孝雄さんの歌謡ショーが開かれ、終始熱気に包まれていた。

　同まつりは２０１８年まで２日間開いていたが１９年から１日のみとなり２０～２２年はコロナ禍で中止。１８年は２日間で約２万３０００人、１９年は約２万２０００が来場する町を代表する祭りの一つ。

４年ぶりに開かれた尾岱沼えびまつり。ステージのトリを飾る堀内孝雄さんの歌謡ショー