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函館新聞

野菜ソムリエ×国際ホテル 中華特別メニュー【函館】

コラボ料理の提供が決まった国際ホテルの木村さん(左)と野菜ソムリエの齊藤さん

 道南の野菜ソムリエ有資格者でつくる「野菜ソムリエコミュニティ函館」(齊藤縁代表)と、函館国際ホテル(大手町)が考案した特別メニューの提供が1日、同ホテルのレストランアゼリアで始まった。道南産トマトやズッキーニ、ナスなど野菜を主役に、アカモクやガゴメコンブなど海藻を組み合わせたヘルシーでおいしく食べられる中華のコースで、8月末までの期間限定。

 同団体が昨年、野菜ソムリエアワード2022(日本野菜ソムリエ協会主催)のグループ部門で、最高賞の金賞を受賞した記念事業の一環として、1年前から同ホテルとのコラボレーションの構想を練っていた。同ホテルの中華料理に腕を振るう木村史能総料理長に働き掛け、何度も試作、野菜ソムリエのメンバーが試食を重ね7品のメニューが完成した。両者のコラボメニューの開発は今回が初めて。

 桧山産アカモクのせ特製サラダ、エビとトウモロコシの北大ガゴメ入り紅花炒め、エゾアワビとズッキーニのバジルソース、揚げトンポーロー(豚肉)と神トマト・ナスの黒酢ソース、タマフクラ豆腐とイカの函館国際オリジナル塩マーボー、函館産ガゴメコンブと野菜のスープ、リンゴゼリーのせ杏仁プリンと赤ブドウシャーベットの7品。木村総料理長は「油をできるだけ使わず、体に優しい薬膳の要素も取り入れ、メニューを組み立てた。これまでの中華の概念が変わる」と胸を張る。

 齊藤さんは「素材の持ち味を生かした絶品料理に仕上がった。コースを食べれば、1日の野菜摂取目標350グラムをクリアできる。海藻を取り入れ函館らしさを出した。函館を訪れる観光客はもちろん、市民にも野菜の良さを再認識してほしい」と話す。

 野菜について解説したリーフレットをテーブルに置いたり、齊藤さんが直接説明したりして、野菜の魅力を発信する考え。

 価格は3000円で、予約可。ランチとディナー両方で注文できる。ランチは午前11時半~午後2時半(ラストオーダー同2時)、ディナーは午後5時~同9時(同8時)。問い合わせはアゼリア(0138・23・8755)へ。

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