修学旅行生にまちの魅力を伝える壮瞥小の６年生たち

　壮瞥小学校（宮村直人校長、８９人）の６年生１７人は６月２９日、壮瞥町昭和新山の有珠山ロープウェイ山頂駅周辺で、修学旅行で道内を訪れた青森県鶴田小学校の６年生９２人に向けて、目の前に広がる洞爺湖や昭和新山の成り立ちなどを紹介し地元の魅力を共有した。

　壮瞥小の児童たちは「洞爺湖」「昭和新山」「壮瞥の名産」のテーマ別に３班に分かれ、展望台やテラスで修学旅行生を出迎えた。各班が事前学習で準備してきた、写真や図を使ってまとめたスケッチブックを掲げながら説明を行った。

　洞爺湖は「冬になっても凍らない不凍湖です」「日本で９番目に大きい湖です」などと解説。青森県の津軽富士見湖と大きさを比較したり、クイズを交えたりして、修学旅行生の興味や関心を引いていた。一生懸命まちの魅力を伝えた児童たちには、大きな拍手が送られた。

　毛利太洋君は「間違えないように説明する練習をした。鶴田小のみんなの反応が良くてうれしかった」、中山咲月さんは「壮瞥のことを知って楽しんで、また遊びに来てほしい」と笑顔を見せていた。

　胆振総合振興局が進める取り組み。管内の学校が洞爺湖有珠山ジオパークをはじめとする「いぶり五大遺産」などの地域資源を活用し、道外の学校と交流を深めている。昨年は壮瞥中学校の３年生が岩手県釜石中の修学旅行生をガイドした。