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室蘭民報

最高賞、制作の「励みに」 日曜画家作品展、室蘭市長賞の佐々木さん【室蘭】

室蘭市長賞に輝いた佐々木さんの油彩「紀元杉」

 室蘭市幸町の市民美術館で6月28日から開催されている「第14回日曜画家作品展」。登別市在住の佐々木愛梨さん(34)が描いた油彩「紀元杉」(50号)が、最高賞・室蘭市長賞を受賞した。「まさか初出品で最高賞を頂けるとは思わなかった」と喜びをかみしめた。作品展は9日まで。

「これからも描きたいものを描いていきたい」と笑みをこぼした佐々木さん

 佐々木さんが絵を始めたのは小学生の頃。絵画教室で油絵に親しんだことがきっかけで興味を持ち、中高は美術部に所属。大学では油絵を専攻し専門的な知識を学んだが、卒業後は仕事に追われ、制作活動から遠ざかっていた。

 それから12年たった昨年。急に「描きたい」と思い立った。描くテーマはいつも「樹木」。昔から木漏れ日や緑が生い茂った自然、樹木が持つ空気感が好きだった。いつか描きたくなるときのため、写真に撮りためていた「室蘭岳の倒木」を題材にした油彩で公募展・市民ギャラリー展に初出品。奨励賞を受賞した。

 今回の「紀元杉」は、鹿児島県屋久島の屋久杉を描いた作品。「3千、4千年生き続けている樹木の生命力に魅力を感じる」。実際に現地で目にしたことはなく、「憧れと想像で描いた」という屋久杉は、幹が力強く、日差しが柔らかく、葉が繊細に表現されている。

 制作期間は1カ月。平日は勤務後の4、5時間、土日は9時間ほど作業に没頭したといい、「睡眠時間を削って仕上げた。じっくり細かいところまで見てほしい」とはにかんだ。

 受賞の報に、家族からは「頑張りが報われて良かった」と祝福を受けた。「評価していただいて励みになりました。これからも描きたいものを描いていきたい」と意欲を見せた。

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