北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

十勝毎日新聞

全校応援「アゲアゲ」 高校野球4年ぶり声出し【帯広】

六回表、伝統の応援歌「アゲアゲホイホイ」で選手を鼓舞する帯農高の生徒たち

 夏の高校野球十勝支部予選は1日、帯広の森野球場で北北海道大会をかけた代表決定戦が行われた。4年ぶりに全校応援での声出しが解禁され、第1試合の帯広農業高-音更高戦でも両スタンドに「夏の風物詩」、応援合戦が戻ってきた。甲子園を目指して白球を追う選手に、観客が熱気のこもった声援を送った。

「諦めないで」

 コロナ禍で制限されてきた全校応援や声出し応援が緩和され、球場には両校の生徒やOB、高校野球ファン、小学生球児など大勢の人が訪れた。三塁側スタンドでは、音更高3年の仲良しトリオが「強豪校相手だが、最後まで諦めないで頑張ってほしい」とエール。準決勝で137球の熱投を繰り広げた同校エースの高橋海翔主将に「何より楽しんでくれれば」と願っていた。

「すごく楽しい」

 試合は“再甲(さいこう)”を掲げ、パンチ力あふれる打撃が持ち味の帯農高が終始リードする展開に。三回表に適時打が続き2点を奪った際、同校3年の生徒たちは「さすがって感じ。めっちゃアゲ」と喜びを表した。「野球に詳しいわけではないけど、皆で声を出して応援ができるのがすごく楽しい」と笑顔を浮かべていた。

代打の息子に感動

 試合は帯農高が17-0で六回コールド勝ち。大差は付いたが、最後までハツラツとしたプレーをし続けた選手たちに、音更高側スタンドからは大きな拍手が沸き起こった。最終回となった六回裏に代打で出場した同校3年新妻貫汰選手の父親、寛さん(49)は、「息子は高校から野球を始めたが、よくここまで続けてくれた。最後は三振だったが、バットを振ってくれて良かった」と感動しつつ、「十勝代表となった帯農には、精いっぱい頑張ってほしい」と話していた。

五回裏、全力で選手を応援する音更高の生徒たち

関連記事

苫小牧民報

生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も  安平

安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...

苫小牧民報

クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ

苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...

室蘭民報

狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】

 道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...

室蘭民報

12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】

 西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...

室蘭民報

健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..

工房、不登校児の居場所に  登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス