加藤代表（右）から犬の訓練方法を教わる金さん

　【七飯】韓国・始興（シフン）市で犬の訓練士として働く金到怡（キム・ドイ）さん（２９）が１８日まで、ＴＫドッグスクール（町東大沼、加藤大希代表）に滞在し、犬のトレーニング方法などを学んだ。

　同スクールがインスタグラムに投稿した動画を見て、攻撃性が強い犬の訓練方法を知りたいと金さんが直接連絡。１６日から１８日まで３日間の現地実習が実現した。

　加藤代表（３８）の訓練の様子を見学し、直接指導を受けたほか、飼い主に対する助言やコミュニケーションの取り方などを熱心に学習。１８日には犬の競技大会の運営も手伝い、スクールを利用する生徒同士が交流する様子も視察した。

　同スクールが海外から実習生を受け入れるのは初めて。翻訳アプリを使いながら、ジェスチャーを交えて意思疎通を図った。加藤知宏副代表（３７）は「言葉の壁はあったが、犬に対する思いに国は関係ないと感じた」と語る。

　金さんは「犬の感情を理解して行動することを学んだ。訓練士として、教わった情報を韓国の同僚や飼い主にも伝えたい。犬を正しく理解して教育できる訓練士になりたい」と充実感をにじませていた。