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室蘭民報

高校生195人、就職へ真剣 企業説明会、仕事の魅力に触れる【室蘭】

企業ブースで担当者の説明を熱心に聞く高校生

 2024年度3月の高校卒業予定者に対する企業説明会が19日、室蘭市宮の森町の蓬崍殿で開かれた。胆振管内に本社・本部や事業所を構える企業や機関などが、来春の就職を目指す高校生に仕事の魅力を紹介した。

 北海道胆振総合振興局と室蘭公共職業安定所、自治体などが共催した。4年ぶりに企業ブースのアクリル板を外し2部制を取りやめ、コロナ禍前と同じ状態で行われた。

 西胆振の高校10校195人の生徒が参加した。製造業や観光業、公安系機関など67のブースが並び、担当者が業務内容や魅力を伝えていた。道胆振総合振興局の山田岳史商工労働観光課長は「若年層の早期離職を防ぐためにも、まずは企業について理解を深めてほしい」と開催の狙いを説明。今回は事前に配布する資料の企業紹介のページ数を増やし、高校生が企業のイメージをつかめるように工夫した。

 女性社員採用にも力を入れているという日鉄ファーストテック(仲町)のブースでは、総務部の三浦伸助マネジャーが「夏休みに高校生向けに実施している工場見学にも来てもらえたら」と期待を寄せていた。

 栗林不動産(入江町)のブースでは、親会社の栗林商会(同)の港運や物流事業などを紹介。高橋博光取締役管理部長は「スケールが大きい事業に関われる魅力を伝えたい」と話した。

 壮瞥高校3年の伊藤蒼空さん(17)は「自衛隊が第一志望。職務内容を詳しく聞けて参考になった」と就職へ向け理解を深めていた。

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