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釧路新聞

厚岸情報館、建築家協会賞【厚岸】

 【厚岸】本の森厚岸情報館(宮園1)が、日本建築家協会(JIA)の第22回25年賞に選ばれた。同賞は完成から25年以上にわたり存在価値を発揮し、美しく使い続けられ、地域社会に貢献してきた建築物を登録、顕彰するもので、今回は同館を含む全国5施設が受賞。道内では同館のみ。読書活動向上をはじめ歴史、文化の振興や講演会、ワークショップなどを通じ地域住民に身近な施設であることなどが高く評価された。

 同館は1996年3月に竣工。圓(まる)山(やま)彬(よし)雄(お)氏(URBアーブ建築研究所)が設計し、葵建設・マル勢影本工業JVが施工。鉄筋コンクリート造り2階建てで延べ床面積は1466平方㍍。総工費は7億1073万円。

 捕鯨で栄えた町の歴史から、クジラをイメージした外観と波を型取った入り口の屋根が特徴で、書架や視聴覚室、パソコン実習室、情報プラザなどを持ち、町のランドマークとしても愛されている。

 町は昨年、木製サッシや屋上の防水など約7700万円をかけて改修したが、外観や設備などは開設当時のまま生かしている。同賞は19年、厚岸味覚ターミナルコンキリエも受賞している。

 同館は日本図書館協会発行の「図書館年間2020」で、市町村立図書館(人口8000人以上1万人未満)の館外個人貸出数が全国1位、予約受け付け件数が同3位を記録。北海道の図書館統計では人口1人当たりの貸出資料数は道内2位、人口1万人未満の市町村での予約受け付け件数は1位と道内有数の利用率を誇る。

 川原田恵館長は「日ごろから利用者のため職員、司書のスキルアップに努めている。受賞は町と町民の理解のおかげ。これからも親しまれる施設づくりに努めたい」と話している。

開設以来、地域に親しまれている本の森厚岸情報館

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