ホッカイシマエビ漁解禁 初競り、全サイズ高値【根室】
根室半島沿岸でのホッカイシマエビ漁(籠漁)で、歯舞漁協によるオホーツク海側の操業が10日解禁された。初競りとなった12日は歯舞市場に大、中、小サイズの「煮エビ」計57・7㌔が出荷され、大サイズの高値は1㌔当たり6966円と前年を上回りスタートした。
歯舞北海えび漁業部会(三上春雄部会長、31人)が着業。10日に解禁され籠入れを行い、漁獲したエビを一日いけすに入れて餌を消化させるなど元気にし、漁業者自ら「煮エビ製品」として出荷している。
初競りでは、数量が大サイズ2・8㌔、中サイズ11㌔、小サイズ43・9㌔の計57・7㌔と前年の506㌔を下回ったが、競り値は大サイズの高値が1㌔当たり6966円で前年比4%増。中サイズは5724円で同18%増。小サイズは4050円で同7%増といずれも前年を上回った。
同漁協によると、エビかご漁はコンブ漁と兼業の漁業者が多く、まだ水揚げをしていない漁業者もいるとみられ、今後の操業が期待されている。
同漁協によるオホーツク海側の操業は9月30日まで。太平洋側の操業は25日に解禁され、12月10日までの予定。
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