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室蘭民報

アキタブキ、びっくり1.7メートル 幌萌に“群生”【室蘭】

フキの下で笑顔を見せる小松さん

 室蘭市幌萌町の小松勝さん(78)の敷地で、背丈より高くなることで知られるアキタブキが育っている。高さ約1.7メートル、茎の太さ約20センチ、葉は直径約1メートルあり、訪れた人たちを驚かせている。

 秋田県や岩手県、北海道などに分布しているフキの変種。一般の市場に出回ることがないため、見かけることは少ない。

 10年ほど前に、伊達市に住む知人から2株分けてもらい植えた。肥料は与えていないが自然と増え、今では6メートル×10メートルほどの範囲に、約500本が生えている。

 今年は雨が少ないせいか、あまり伸びなかったというが、成人の女性がすっぽりと隠れるほどに成長し、傘代わりになりそう。近くの幼稚園児が見学に訪れることがあり、「珍しい」「楽しい」と喜んでいる。

 小松さんは「食べると柔らかくおいしい。夏になる前に枯れる。あと数週間は楽しめる」と笑顔を見せた。

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