「感動」いつまでも ディープインパクトゲートお披露目 苫小牧ノーザンホースパーク
苫小牧市美沢のノーザンホースパーク(吉田勝己代表)は9日、新エリア「ディープインパクトゲート」の一般公開を始めた。中央競馬でG17勝を挙げた名馬ディープインパクト=以下ディープ=から着想を得たモニュメントを、イタリアを拠点に活動する彫刻家、安田侃(かん)氏=美唄市出身=が制作。8日に記念セレモニーなどが開かれ、関係者がディープの思い出を語り合った。
同パークの運営母体はディープを生産した安平町の牧場ノーザンファーム(同)。モニュメントの建築主はディープのオーナー金子真人氏で、ディープの子孫たちが駆ける放牧地を臨む場に設置した。白大理石でできた門状の「天聖(てんせい)」=高さ7・6メートル、幅6・5メートル=、緩やかな曲線美で鎮座する黒御影石の「意心帰(いしんき)」=高さ1・3メートル、幅2メートル=などで構成し、実際に触ることもできる。
8日のセレモニーで金子氏は「この子(ディープ)が亡くなったときは大泣きしたくらい、心の中に残っている馬だ」と声を震わせた。金子氏から「ディープの思い出を形に」と制作の依頼を受けた安田氏は「この台座に座って子孫を見守り、ディープの感動を思い出せる空間になれば」と展望した。
ディープの現役時代に手綱を取った武豊騎手も駆け付け「モニュメントに触れると、当時の思い出がよみがえってくる」と笑顔。「(ディープと)巡り合えたことは、僕の宝物。今でも沈んでいるときには、ディープが最後に走った有馬記念を見ると元気になれる」と感慨深げだった。
吉田代表はあいさつで「すごく小さな馬で、強くなる気はしていなかったが、走ると空を飛ぶような馬だった」とディープの出生時から振り返り、新エリアに「馬に親しみを持ち、北海道の観光や馬を愛する人々の聖地になりそうだ」と強調。ディープファンで野球の日本代表・侍ジャパン前監督の栗山英樹氏や、安平(旧早来町)出身の橋本聖子参院議員も参加するなど、改めてディープの偉大さを再認識する記念行事となった。
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