「人生の記録見て」 根室出身・佐々木さん、きょうから写真展【根室】
【根室】根室市出身で、東京新宿の飲み屋街「ゴールデン街」の名物ママとして名をはせた佐々木美智子さん(89)の写真展「出逢(あ)い」が7日から、市総合文化会館で始まる。ふるさと根室で締めくくる写真展に佐々木さんは「大きなステップとなった人生の記録なので見てもらえたらうれしい」と話している。 1934(昭和9)年2月生まれ、三姉妹の三女で実家は曙町にあった。すぐ上の姉は市内在住で元教師の山口節子さん(96)。18歳まで根室で暮らし、函館、札幌を経て22歳で上京。ブラジル、伊豆大島での生活を経て専門学校で報道写真を学び、日活の撮影所勤務も経験、「(ニューフェースの)赤木圭一郎、高橋英樹はまだ学生服だった」。 石原プロを立ち上げたばかりの石原裕次郎さんには写真撮影の仕事を回してもらい「感謝しかない」と振り返る。新宿では3店舗でママを務め、2021年バー「ひしょう」をたたみ、名物ママを卒業した。 写真展「出逢い」は根室の歯舞地区などで撮影した写真や学生運動(日大全共闘)、ブラジル時代、そして店を訪れたお客さんを撮影した「新宿の顔」の四つが題材。今回の写真展は「お酒が紡いだ縁」と笑う飲み仲間4人が道内3カ所で企画、仕事の合間を縫って札幌、函館そして根室会場へ駆け付けている。 がんを患っていると言いながら元気な姿を見せる佐々木さんは「根室に来るのは6年ぶり。知人も少なくなったけれど、興味を持ってもらえたらうれしいです」と話している。 写真展は11日までの午前9時30分~午後5時。
関連記事
遺愛学院本館、生徒がご案内 初の一般公開【函館】
遺愛学院(函館市杉並町、福島基輝理事長)は23日、国指定重要文化財「遺愛学院本館(旧遺愛女学校本館)」の保存改修工事がおおむね終わったことから、初めて一般公開した。遺愛高生の有志11人がコンシ...
GLAYのマンホール 排水設備指定業者組合が市に寄贈 尾田栄一郎さんがイ..
函館市排水設備指定業者協同組合(加盟23社、木村謙一理事長)は22日、設立50周年を記念し、函館出身のロックバンド、GLAYのメンバーのイラストが描かれた「GLAY函館マンホール」8組を函館市...
アイヌ文化の魅力発信 「アートウィーク」開幕【釧路市】
釧路市阿寒湖のアイヌ文化から着想を得たさまざまなジャンルの芸術作品を、阿寒湖温泉街を巡りながら鑑賞する「阿寒アイヌアートウィーク2024」(釧路市主催)が、23日から始まった。阿寒湖アイヌコタ...
防災士目指し研修 養成講座、小学3年も挑戦【根室】
【根室】市防災士養成研修講座が、市総合文化会館を会場に23、24日の日程で始まった。札幌市以外での講座は、今年6月の釧路市に次ぐ道内2例目となる。参加者は小学3年生~78歳代までの91人で、う...
ポイ捨てゼロ願う ごみ拾い“袋文字” SNSで発信「皆さん考えて」【帯広】
帯広市西9南1の加藤芳規さん(82)は8年前から毎日、近所のごみ拾いを続け、ごみ拾いSNS「ピリカ」に、2週間分のごみを集めた袋で作る文字アートの写真を投稿している。これまで「ポ・イ・ス・テ」な...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
2道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
5帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】