KCMで採炭など学ぶ 外国人研修生第1陣来釧【釧路】
国の「産炭国に対する石炭採掘・保安等に関する技術移転事業」に参加する外国人研修生の第1陣が6日、来釧した。研修生は今後、釧路コールマイン(KCM)で、採炭や保安管理などに関する技術を学ぶ。
同事業は、アジア地域を中心とした産炭国に日本の石炭採掘・保安に関する技術指導を行うとともに、海外炭の安定供給確保と協力関係強化などを目的として2002年に開始。対象国の石炭生産率向上や死亡災害減少に大きく貢献している。この日は、インドネシアからの第1陣研修生8人のうち、先陣を切った3人が来釧。午後2時30分ごろに釧路空港へ到着した研修生らを、KCMや市の職員らが出迎えた。
空港内でセレモニーが行われ、市の西山潤石炭産業対策主幹は「KCMの優れた採炭や保安の技術を身に付けるとともに、釧路の食や自然も満喫してほしい」と歓迎。研修生を代表してエルヴァン・フィルダウス・エディさん(40)が「温かい歓迎を心から感謝する。これから約6週間、研修はもちろん、市民との交流なども楽しみたい」とあいさつした。
今年度は、ベトナム、中国、インドネシア、コロンビアの4カ国から計151人を受け入れる予定。
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