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函館新聞

災害食「美人雑炊」万一の備えに 「おいしい」で前向きに【函館】

道南食材をふんだんに使った「美人雑炊」をPRする川崎さん

 気付けば家にある“災害食”―。函館の合同会社EGAO(えがお)は、道南食材をふんだんに使った「美人雑炊」(プレーン味)を開発し、道南の道の駅やスーパーなどで販売している。川崎良平プロデューサーは「災害時や体がつらい時も“おいしい”で前向きに乗り越えられるようにという願いを込めた。ぜひ味わってほしい」とPRする。

 川崎さんが社長を務め、コンビニエンスストアや商品企画などを手掛けるKIZUNA(五稜郭町)では、函館産マコンブや根コンブなどを使っただし調味料「極UMAMI美人」を開発。昨年7月からは、製造から120日保存でき、食物繊維やミネラルなど豊富で有事にも十分な栄養を摂取できる「道南まるごと美人炊き込みご飯おにぎり/焼きおにぎり」を販売。地元メーカーとともに有事をポジティブに乗り越えられる商品のプロデュースに力を入れている。

 美人雑炊は、地震や病気など突然の出来事に対する備えが十分でないという実態に着目して考案された。食材は、リッキーファーム(北斗)産玄米と福島町産黒米を用い、極UMAMI美人のみで味付け。前記商品よりも長い300日の保存ができ、2分ほど湯せんして食べられる。1食で十分な栄養を得られるよう味のバランスなどを考慮し、1パック180グラム入り。「防災を考える上で“飢(う)えをしのぐ”というキーワードを脱却したい」と川崎さん。

 同商品はプレーン味のみだが、「今後は地元食材をプラスして飽きさせない味に変えていく。気付けば防災につながっていた、という商品にしたい」と強調。

 5月19日から道の駅みそぎの郷きこないで販売を始めたのを皮切りに、現在は岩部クルーズ(福島)のウェブストア、セブンイレブン函館五稜郭公園前店(函館市五稜郭町)で販売中。5日以降、道の駅なとわ・えさん(日ノ浜町)やスーパー魚長久根別店(北斗市東浜2)でも購入可能。各店ではオープン価格(税込み398円程度)で取り扱う。

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