北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

十勝毎日新聞

JA木野 サツマイモ挑戦 高収益に着目【音更】

サツマイモの切り苗を専用の機械で植える関係者

 JA木野(黒田浩光組合長)は2日、組合員の圃場(ほじょう)で、サツマイモの試験栽培をスタートさせた。肥料価格などが高騰する中、単価が高いサツマイモを作り、収益確保を狙う。約1500平方メートルの畑に3000本ほどの苗を植え、順調に成長すれば2~3トンの収穫を見込む。

 同JAでは、資材価格が高騰する中で、高収益野菜とされるサツマイモに着目。寒冷な北海道はサツマイモ栽培に適さないとされてきたが、近年は北海道も温暖になってきていることから試験栽培に着手した。試験には主産地との生育状況の違いなどを知るため、鹿児島県の生産者も参加。帯広物産協会(小倉豊会長)が、販路拡大などの事業で付き合いのあった同県の農業法人アール・イーを紹介した。

 苗は、同JAの育苗用ハウスで温泉熱を活用して育てたものを使用。最適な生育条件を探るため、畝は黒色、無色、赤色のマルチ(被覆資材)と、マルチを使用しないものの4種類を試す。苗の形状も、斜めに植えて6本程度のサツマイモを実らせる切り苗と、垂直に植えて2本ほどが育つプラグ苗の2種類を用意した。

 同JAによると本州では切り苗が主流で、専用の機械もあるが、手作業で植える例が多い。一方、同JAでは機械化を目指しており、音更で生産が盛んなブロッコリーと同様のプラグ苗であれば、機械も転用できると期待する。

 アール・イーの松元毅さんは「耕作面積が広く、機械を使って効率的に育てられる北海道は魅力がある。今回の試験で十勝の土地に合った栽培方法を探りたい」と話した。

関連記事

函館新聞

遺愛学院本館、生徒がご案内 初の一般公開【函館】

 遺愛学院(函館市杉並町、福島基輝理事長)は23日、国指定重要文化財「遺愛学院本館(旧遺愛女学校本館)」の保存改修工事がおおむね終わったことから、初めて一般公開した。遺愛高生の有志11人がコンシ...

函館新聞

GLAYのマンホール 排水設備指定業者組合が市に寄贈 尾田栄一郎さんがイ..

 函館市排水設備指定業者協同組合(加盟23社、木村謙一理事長)は22日、設立50周年を記念し、函館出身のロックバンド、GLAYのメンバーのイラストが描かれた「GLAY函館マンホール」8組を函館市...

釧路新聞

アイヌ文化の魅力発信 「アートウィーク」開幕【釧路市】

 釧路市阿寒湖のアイヌ文化から着想を得たさまざまなジャンルの芸術作品を、阿寒湖温泉街を巡りながら鑑賞する「阿寒アイヌアートウィーク2024」(釧路市主催)が、23日から始まった。阿寒湖アイヌコタ...

釧路新聞

防災士目指し研修 養成講座、小学3年も挑戦【根室】

 【根室】市防災士養成研修講座が、市総合文化会館を会場に23、24日の日程で始まった。札幌市以外での講座は、今年6月の釧路市に次ぐ道内2例目となる。参加者は小学3年生~78歳代までの91人で、う...

十勝毎日新聞

ポイ捨てゼロ願う ごみ拾い“袋文字” SNSで発信「皆さん考えて」【帯広】

 帯広市西9南1の加藤芳規さん(82)は8年前から毎日、近所のごみ拾いを続け、ごみ拾いSNS「ピリカ」に、2週間分のごみを集めた袋で作る文字アートの写真を投稿している。これまで「ポ・イ・ス・テ」な...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス