北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

函館新聞

ブリのリーフレット作成へ 成分やレシピなど掲載 渡島振興局【函館】

水揚げされたブリ(昨年10月、函館市南茅部地区)

 渡島総合振興局は今年度、渡島管内で捕れるブリの魅力を紹介するリーフレットを新たに作成する。ブリに含まれる栄養や近年増加傾向にあるブリの漁獲量、ブリ料理のレシピなどを分かりやすく伝える。また、ブリを使った一般市民向けの料理教室、学生を対象にしたブリの水揚げ見学会を継続して実施する。

 振興局の独自事業(2020~24年度)で、道民にはなじみが薄く、食べる習慣がないブリの消費拡大に引き続き力を入れる。

 リーフレットは、ブリが持つEPAやDHAなどの成分を解説する。ブリの漁獲量推移や、おいしい食べ方を盛り込む。管内の小中学校や高校、各市町に配り、子どもにも分かりやすくブリの現状を説明する。

 料理教室は9月30日、函館短大付設調理製菓専門学校で公募した市民15人を対象に、南かやべ漁協女性部が講師となり、ブリ料理3品を作る。

 水揚げ見学会は10月7日、同専門学校の2年生が函館市南茅部地区で盛漁期を迎えたブリの水揚げを見学する。ブリの刺し身など朝食を食べた後、漁協幹部との意見交換も予定している。振興局水産課によると、昨年初開催した料理教室は「ブリ大根など決まった料理しか知らなかったが、新たな料理を作り、勉強になった」、水揚げ見学学習は「ブリの大きさを直に見て、今後のブリ料理へのイメージが膨らんだ」との感想があったという。漁協幹部との意見交換では、後継者不足など函館の漁業が抱える課題を共有できたとしている。

 振興局が昨年初めて作ったブリのイメージキャラクター「ブーリー君」「新鮮鰤(ぶり)」は、会議用資料などに表示し、露出を増やしPRする。民間使用の場合は使用申請が必要で、申請件数は昨年度ゼロ、今年度1件で、幅広く使用を呼び掛ける方針。

 ブリを使った商品開発や子ども向け食育イベントを行っている、函館の一般社団法人「ブルーコモンズジャパン」と連携し、イベント開催などでブリの認知度を高める。

 22年の渡島でのブリ漁獲量は前年比32%減の4964トン、金額は同56%増の16億円。20年は1万2000トン、21年は7000トンと減少傾向で推移しているため、振興局は漁獲動向を注視する考え。水産課の榊原滋漁政係長は「漁獲量が高位水準にあるブリ消費の底上げを図る。リーフレットは、子どもが家庭に持ち帰って保護者も理解できるものにしたい」と話している。

関連記事

十勝毎日新聞

新たな観光コンテンツを 食や農業のモニターツアー実施【芽室】

 芽室町の新たな観光コンテンツの構築を目指したモニターツアーが24日、芽室町坂の上の「とかち芽室の百笑farm(ファーム)」で開かれた。町内で農業、飲食、観光業に携わる有志らを中心に企画。知り合い...

十勝毎日新聞

スパイスカレーいかが 町の協力隊・高橋さんがイベントで販売【豊頃】

 豊頃町地域おこし協力隊の高橋真里奈さん(36)が「カレー喫茶マリリン」の屋号で、豊頃産の豆などを使ったスパイスカレーの販売を始める。ゴールデンウイーク初日の27日にははるにれ休憩所(幌岡、十勝川...

十勝毎日新聞

日本酒「十勝晴れ」が完成 30日から順次発売【帯広】

 帯広畜産大学内の酒蔵・碧雲(へきうん)蔵で新米を使って醸造された地酒「十勝晴れ」が完成した。原材料から醸造までオール十勝産となり2年目。30日から管内の酒店などで順次発売される。  地酒造り...

室蘭民報

カレーアイランド北海道、27日からスタンプラリー 室蘭カレーラーメンの会..

4年ぶり参加、自慢の味PR  室蘭カレーラーメンの会(小柳富資会長)は、27日から始まるカレーアイランド北海道スタンプラリー2024に参加する。会員店のうち10店を含む道内69店でご当地カレーを...

室蘭民報

アジア最大級の吊クレーン導入、10月稼働予定 DENZAI、洋上風力の大..

 洋上風力建設工事などを手がけるDENZAI(本店・室蘭市大沢町)は25日、ドイツ社製の2500トン吊(つり)クローラークレーンを導入すると発表した。同社によると、日本国内およびアジア太平洋地域...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス