八雲・二海サーモン水揚げ 20トン 町民販売は完売【八雲】
【八雲】町がひやま漁協熊石支所サーモン養殖部会(高橋聖治部会長)と連携して取り組む「北海道二海サーモン」(トラウトサーモン=ニジマス)の海面養殖プロジェクトで、熊石漁港で今季の水揚げがあった。昨年を上回る約7000匹(約20トン)を水揚げし、町民販売は用意した魚が完売するほど人気だった。
養殖は4年目で、5月24~26日に水揚げを行った。部会によると、水揚げ量は24日が800匹、25、26両日が各3100匹で、1匹平均の重量は2・8~2・9キロ。計測した中で最大は4・5キロあったという。
24日には、漁港で即売を行い、200匹があっという間に売り切れ、120匹を追加し計320匹を完売。部会は「二海サーモンのおいしさが定着し、1人で3匹買う人もいた」とする。八雲や函館、札幌のスーパーなどでも販売された。
町は昨年から、町熊石サーモン種苗生産施設で中間育成を開始。青森県から導入した稚魚を施設で一定程度育て、11月に熊石漁港のいけすに入れ、給餌してきた。今回は施設で中間育成を始め、初の水揚げとなった。また、発眼卵からの育成も進め、ふ化させ幼魚に育成、海面養殖する一貫生産にも挑む。
八雲は2019年に海面養殖事業を始め、トラウトサーモン養殖は道内トップランナー。高橋部会長(65)は「今年はサーモンの生存率が悪かったが、大きいものもおり、まずまずの水揚げだった」と話す。「直径20メートルの円形いけすを1基増やして計3基にし、1万4000~1万5000匹の水揚げを目指す。若い人に魅力ある事業として確立したい」と話している。
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