「動物の森」アート体感 柿崎さん展 真鍋庭園【帯広】
真鍋庭園(帯広市稲田町東2線)内の「森のオープンギャラリー 大きな木」で現代美術家の柿崎熙(ひろし)さん(76)=石狩市=の作品展「十勝獣走」が開かれている。7月31日まで。
同ギャラリーは針葉樹の森で、自然とアートが織りなす空間づくりに取り組んでいる。例年5~7月と9~11月に1人の美術家の作品を展示し、今回で11回目。
柿崎さんは道文化奨励賞を受賞するなど長年活躍。昨年はスウェーデンで作品の野外展示を行っている。今回は「木々の中で小さな命が自由に躍動する姿を表現したかった」とエゾリスやキタキツネ、キツツキ類3種、フクロウ類3種といった動物8種を54体制作。素材は木やスプーン、たわしなどさまざま。地面や木の幹などに設置し、愛らしい動物の森を作り上げた。
柿崎さんは「閉塞(へいそく)感がある現代、木々と呼応するアート作品を見て元気になってくれれば」と話している。
午前8時半~午後5時半。入園料は1000円、小・中学生200円。
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