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函館新聞

ほうじ茶香るコーヒー 中西翠香園とココロ、タッグで新商品【函館】

「函館ほうじ茶珈琲」を手にPRする中西代表(左)と浅水代表

 ほうじ茶とコーヒーをブレンドした新商品「函館ほうじ茶珈琲」がこのほど、函館の老舗日本茶専門店「中西翠香園」(若松町、中西政基代表)と、スペシャルティコーヒー豆販売店「COCORO(ココロ)」(末広町、浅水心吾代表)がコラボレーションし誕生した。ほうじ茶特有の香ばしさを生かしつつ、コーヒーのほのかな甘みや果実味が楽しめるのが特徴で、「コーヒーが苦手な人も楽しめる味わい」(中西代表)と魅力をPRする。

 中西翠香園ではこれまで、七飯町産の「王様しいたけ」を使ったほうじ茶など、さまざまな地域の特産品とコラボしたお茶を誕生させ、それぞれの魅力の普及に力を入れている。

 新たな素材とのコラボを模索する中で、中西代表と浅水代表が知り合いだったことから今年3月、中西代表から浅水代表へ、ほうじ茶とコーヒーのコラボができないか相談。これを受け、浅水代表がほうじ茶に合うコーヒー豆探しに取り組んできた。「ほうじ茶にしろ、コーヒー豆にしろ、銘柄は何を使うか、どれくらいの焙煎が必要か、必要なグラム数はどの程度かなど、一から手探りの状態で始まった」と浅水代表。試行錯誤を繰り返す中で、ようやく商品として完成したのが、今回のブレンドだという。

 ほうじ茶は三重県産伊勢茶・かりがねを使用。コーヒー豆はきれいな酸味と、果実の甘味が特徴のグァテマラ産コーヒー豆を、ミディアムローストしたものを使用している。それぞれ独自に焙煎を行い、ほうじ茶の香りを引き立たせるほか、誰が淹れても同じ味が出せるよう、ドリップバッグで提供することにした。

 すでにファンもおり、「ミルクで割るとおいしいなど、早速さまざまな飲み方で楽しまれているようだ」と浅水代表。中西代表も「コーヒー好きから、コーヒーの苦みが苦手な人まで、多くの人にとって飲みやすい後味」と、商品に自信をのぞかせる。

 商品は1袋にドリップバッグが1個包装され、税込み250円。賞味期限は1か月程度で、中西翠香園、COCOROの両店舗で購入できる。中西代表は「これまでも多くのトライ&エラーを重ねながら、新商品を生み出してきた。初めから『無理だ』では決して生み出すことはできない。これからもさまざまな素材とコラボしながら、挑戦を続けていきたい」と話していた。

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