GW折り返し、観光客らでにぎわい 苫小牧市内
最大で9連休となるゴールデンウイーク(GW)の折り返しに入った3日、苫小牧市内の観光施設や商業施設は午前中から大勢の観光客らでにぎわった。後半の天気は、最終盤にやや崩れるものの晴れか曇りの日が多い予報で、行楽地の活況を後押ししそうだ。
港町のぷらっとみなと市場には、朝早くから観光客や地元の人たちが詰め掛けた。市場前では竹馬や輪投げなど「昭和の遊び」を取り入れた縁日イベントを開催中。しちりんや炭火台で海産物が焼けるコーナーや多彩なキッチンカーも繰り出し、家族連れなどの人気を集めた。
家族4人で訪れた元中野町の田畑煌翔君(10)はたこ焼きを味わいながら「射的が面白かった。また来たい」と満足そう。兄の珀翔君(11)は「この後、おばあちゃんの家にも寄り、日曜日は札幌まで遊びに行く」とGWの予定を語った。
市場事務局の青谷尚人さんは「序盤は天候の影響もあり昨年より客足は減ったが、それでも連日4000人程度の来場があった。後半は天気もよさそうなので期待したい」と話した。
美沢のノーザンホースパークは、人気の「ハッピーポニーショー」を頭数を増やした特別バージョンで開催。玉入れをしたり、高いバーを飛び越えたりするポニーが観光客らを魅了した。千葉県から家族4人で訪れた小学2年の藤原壮汰君(8)は「北海道は涼しい。馬がこんなに高く飛べるんだってびっくりした」と目を輝かせた。
中央競馬の第157回天皇賞・春(G1)で優勝したレインボーラインやフォゲッタブルといった引退競走馬の放牧展示も人気を集めていた。
植苗の道の駅ウトナイ湖は4月29日に約5500人が来館し、昨年より400人近く増えた。午前中に降雨となった同30日も5000人を超え、陶祥教駅長は「平日の1、2日も通常の土日並みに人が多かった」と喜ぶ。後半はさらなる誘客に向け、4日に野外ライブ、5~7日に大道芸などを企画している。
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