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函館新聞

トラウトサーモン試食「おいしい」 江差で海面養殖実験、10日水揚げ予定【江差】

約50センチに育ったサーモンと提供された料理

 ひやま漁協江差支所サーモン部会(藤谷一明部会長)は1日、町保健センターで昨年11月から海面養殖実験を行い、10日に初水揚げを予定しているトラウトサーモンの試食会を開いた。6種の料理を通じて参加者がおいしさを確かめた。

 実験は、ひやま漁協や町などでつくる江差地域漁業振興実証計画地域協議会(会長・工藤幸博ひやま漁協組合長)を通じて漁業経営の安定と育成を図るため、昨年11月15日に江差港南埠頭(ふとう)付近で開始。平均尾叉長32・8センチ、体高7・4センチ、体重483・6グラムの約2000匹を、直径20メートル、深さ3メートルのいけす1基に放した。同漁協青年部江差支部(若山恭也部長)を含め漁業者が3班に分かれ協力しながら、1日2回の餌やりを続けている。

 試食会には町や桧山振興局、町内飲食店の関係者ら約35人が出席。同漁協女性部江差支部(藤谷真理子部長)による「浜のかあさんのサーモン塩焼き」「荒波サーモンバター焼き」「極上サーモンルイベ刺身」「前浜育ちサーモンフライ」「彩り鮮やかサーモンマリネ」「塩味抜群サーモン三平汁」の6品が並び、参加者は一品ずつじっくりと味わった。

 照井誉之介町長は「見た目が非常に鮮やかで食欲をそそり、美味しい。町民の多くの皆さんにこの取り組みを知っていただき、町にこの魚を広めたい」と述べ、若山部長は「雨降りの日などでも毎日、今日までエサやりを続け良い状態に育てられた。課題も多いが、来年に向けて一人一人が一生懸命に取り組みたい」と意気込んでいる。

 初水揚げの10日には、江差町民に限り1人1尾2000円で購入できる販売会を午後1時半から、同漁協江差支所荷捌き所前で行う。1尾2~2・3キロ程度で、販売数は100尾。先着順でなくなり次第終了。午後3時半まで。持ち帰り用の袋は持参する。悪天候で水揚げできなかった場合は、翌日以降に延期。

 10日以降に取扱い予定の販売店は、フードセンターブンテン江差店(伏木戸町)、大杉商店(愛宕町)、わかさ商店(同)、ラルズマート江差店(橋本町)、上ノ国町大留のショッピングこばやし。

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