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函館新聞

ダイヤモンド・プリンセス入港 若松埠頭、高校生ら出迎え【函館】

函館港には3年8カ月ぶりで若松埠頭に初入港した「ダイヤモンド・プリンセス」(左、2日午前8時ごろ)

 ダイヤモンド・プリンセス、おかえりなさい―。函館港若松埠頭(ふとう)に2日、大型外国クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5906トン、米プリセンス・クルーズ社運航)が入港した。同船の入港はコロナ禍前の2019年9月11日以来3年8カ月ぶりで39回目。

 岸壁では客船ボランティアを担当する遺愛女子高の生徒が横断幕を掲げて歓迎する姿も見られ、乗客2374人は手を振りながら笑顔で下船した。これまでは港町埠頭に入港していた同船だが、今回は12万トン級まで受け入れ可能になった若松埠頭に初入港した。

 プリンセス・クルーズ社と同高は、ボランティア活動を通じて交流を深め、18年には同社のオーストラリア発着の豪華客船に約1週間乗船する語学研修にも取り組んでいた。コロナ禍の影響で函館への入港が出来なくなった時期には、同高生徒が再開を心待ちにしているメッセージを込めた動画を製作し、同社に贈っている。

 この日は同高英語科の3年生64人がボランティアに参加。「おかえり DIAMOND PRINCESS」などと書かれた横断幕を掲げて迎え入れるとともに、乗客の希望に合わせて朝市やベイエリアの観光案内などを行った。東京都から夫と孫の3人で訪れた石川菜子さん(70)は、「かわいい女の子が案内してくれてうれしかった。函館は大好きな町なので何度来ても楽しい」と話していた。

 ボランティア参加は2回目の阿部莉々加さん(17)は「ウクライナ人の男性と英語で会話することができ、とてもいい経験になった。将来は英語を教える仕事をしたいので、これからもボランティアに積極的に参加したい」と話していた。

 同船は、同高生徒によるいか踊りに見送られ、同日午後5時に出港。次の寄港地の韓国・釜山港に向かった。

3年8か月ぶり入港を歓迎する遺愛女子高生

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