池田町の移住・定住促進を目的とした「移住ガイドブック」が更新され、完成した。既存のガイドブックより生活情報が分かりやすくなるよう工夫して編集した。合わせて町ホームページもリニューアルし、求人情報の検索機能などを追加した。

リニューアルし、移住関係の情報をまとめたガイドブックとウェブサイト

　町の同ガイドブックの更新は、２０１９年以来。コロナ禍などを通じて働き方や居住の考え方が変容している点も踏まえ、町内で従事できる仕事や生活する上で注意すべき点をまとめた。ガイドブックをきっかけに、移住後のイメージを膨らませてもらう狙いがある。

　従来の６ページから内容、量を充実させ、Ａ５判、２６ページとした。昨年９月から今年３月ごろまで作業を重ね、計２０００部が完成した。移住者の“先輩”ともいえる地域おこし協力隊が身近な生活に関わる疑問に答えるコーナーや、買い物や子育てに役立つ施設、移住者の暮らしぶりを紹介している。

　町のホームページにも、ガイドブックの内容を掲載した。そのほか、ハローワークが提供する求人情報とひも付けし、職種と雇用形態で仕事を検索できるようにしている。

　町は「従来のパンフレットに近い内容から、手に取ってもらいやすいよう読み物風にまとめた。結婚、出産、子どもの就学などを機に都市圏から移住を検討する人たちに手に取っていただきたい」（企画財政課）としている。

　とかち帯広空港、帯広競馬場、十勝観光連盟などで配布している。問い合わせは同課（０１５・５７２・３１１２）へ。