観光バス「のさっぷ号」運行開始【釧路】
【根室】市内の主要観光地を巡る「ねむろ半島遊覧バス・のさっぷ号」が1日、今年度の運行を開始した。これまで7月中旬から9月中旬までの2カ月間だった運行期間が、5月1日から10月31日までの6カ月間に延長され、利便性が高まった。今後毎日「のさっぷ岬コース」と「車石・風蓮湖コース」を回る。道の駅「スワン44ねむろ」休館日のコースも新たに設けた。
のさっぷ号は、市観光協会と根室交通が1979年から実施している事業で、JRや都市間バスで来訪する観光客の足として、根室の魅力に触れてもらおうという企画。併せて北方領土問題喚起の役割も担っている。
初日は、駅前バスターミナル前で乗客も参加してのセレモニーが行われた。市観光協会の岡野将光会長は「春も運行することになり今までなかった春のねむろの魅力も新たに感じていただけると思います」とあいさつ。13人の乗客が記念品や北方領土に関する資料を持って乗り込んだ。
料金は「のさっぷ岬コース」が中学生以上3300円(小学生以下半額)、「車石・風蓮湖コース」が同3300円(同)、両コースを巡る1周コースは4800円(同)。
道の駅スワン44ねむろ休館日(月曜日、月曜祝日の場合は翌日)は、ヲンネモトチャシ跡群や風蓮湖見学など、両コースの内容が一部変更となる。詳細な情報は根室交通、市観光協会ホームページに掲載されている。
予約は乗車希望日前日の正午まで。席に余裕がある場合は当日の乗車も可能。申し込み、問い合わせは根室交通0153(24)2201へ。
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