新町長 初登庁で意欲【浦幌・大樹・陸別】
統一地方選後半の町村長選(4月18日告示)で初当選した浦幌町の井上亨氏(48)、大樹町の黒川豊氏(62)、陸別町の本田学氏(52)の新人町長3人が1日、それぞれ初登庁した。職員から歓迎の花束を受けた3氏は、職員を前に初めて訓示し、改めてまちづくりへの意欲を示した。
限られた予算で最大効果 浦幌・井上亨町長
浦幌町長選で無投票当選した井上亨町長は午前8時45分ごろ初登庁し、町役場前で公用車から降りたところを職員から拍手で迎えられた。町民課の越後空さんから歓迎の花束を受け取り、役場に入った。
その後、中央公民館で就任式を実施。山本輝男副町長のあいさつに続き、井上町長があいさつに立ち、対話の重視、接遇の向上、健康管理を職員に呼び掛け、「限られた予算の中で最大限の効果を発揮できるようまちづくりを進めたい」と抱負を述べた。
対話重視の姿勢を大切に 大樹・黒川豊町長
大樹町長選で初当選した黒川豊町長は午前8時半に役場に登庁し、新町政がスタートした。「対話重視の姿勢を大切に、お客さま(町民)に明るく声を掛けてもらいたい。職員としてのプライドを持ち、満足度を高めてほしい」と職員に訓示し、公約に掲げた「町民対話」の徹底を求めた。
黒川氏は引き続き全体庁議に臨み、選挙戦で訴えた六つの基本姿勢と35の施策を説明。公約の実現に向けて、幹部間で情報共有を図った。
頼られる役場と町長に 陸別・本田学町長
陸別町長選で初当選した本田学町長は午前9時、公用車で町役場に到着。約70人の町職員に出迎えられ、花束を受け取った。
タウンホールに移動した本田町長は「あいさつなど町民とのコミュニケーションを大事に、優しい役場になっていこう」と職員に訓示。町民との対話など、すぐに行う五つの公約を説明し、「役場をワンチームにする。課を超えてアイデアを出し合い、頼られる役場と町長になれれば」と話した。
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