村上春樹さん新作と本屋大賞 管内書店も話題作ずらり【十勝】
村上春樹さんの6年ぶりとなる長編小説「街とその不確かな壁」(新潮社、2970円)が13日、全国で発売された。前日の12日には凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」(講談社、1760円)が「2023年本屋大賞」に選ばれたばかり。十勝の書店には今年を代表しそうな話題作がずらりと並び、本好きにはたまらない光景となっている。
村上さんの長編小説は17年の「騎士団長殺し」以来。新潮社は「二〇二〇年の三月初めに、この作品を書き始め、三年近くかけて完成させた」などの著者メッセージを発表。コロナ禍で書き下ろした650ページ超の大作に注目が集まっている。
帯広市内の喜久屋書店帯広店(西4南12・長崎屋帯広店4階、黒瀬浩店長)では、村上さんの最新作と凪良さんの受賞作を大量に発注し、平積みで大きく展開。本屋大賞の20回目を記念し、歴代受賞作も並べている。
本屋大賞は毎年、受賞作が売り上げを大きく伸ばすことで知られている。同賞の書店員投票に参加した同店の礒野あかねさん(文芸担当)は、凪良さんの受賞作について「主人公が悲惨な状況に遭遇するも、最後に美しい姿で立っている姿が想像できる作品」と評価している。「本屋大賞に加えて村上作品もある。読み応えのある本がそろい、書店員としてもわくわくします」と話していた。
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