音別の団体、フキとコンブ使ったつくだ煮商品化【釧路】
釧路市音別町の特産品フキを活用した地域活性化に取り組む「音別ふき蕗(ふき)団」(伊藤まり代表理事)は、厚岸町の瀬川食品(澤野恵一代表)と共同で、フキとコンブのつくだ煮「ふきっこ」を商品化した。伊藤代表は「やみつきになるのでぜひ手に取ってほしい」と話している。
同団体は、フキの生産、販売を通じて音別地域の知名度向上や雇用確保に取り組んでおり、今年で活動6年目を迎える。フキの生産、販売のほかにも加工品開発に取り組んでおり、限定販売したフキのピクルス「瑞音(みずね)」は発売直後に完売するほどの人気を見せている。
同団体ではさらなるフキの増産を目指し、採算性向上へ新たな加工品開発に着手。伊藤代表はフキのつくだ煮というアイデアを温めており、相談していた釧路市ビジネスサポートセンター(k─Biz)が澤野代表をつないだ。
2022年6月ごろから本格的な開発に着手。フキとコンブの割合やフキのカットの大きさ、味の調整などを澤野代表がコンサルティングし、約9カ月をかけて完成させた。全体的に甘みを抑えながらも、フキとコンブの持つ食感と風味をしっかりと味わえる商品で、伊藤代表は「ご飯やおにぎりの具材はもちろん、ピザやパスタなどにもマッチする」と太鼓判を押す。
市内のたんばやMOO店では1袋540円で販売しており、同空港店、ショッパーズ菱光、厚岸町の道の駅厚岸グルメパークコンキリエなどでも取り扱っている。
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