ビジネスマナーを学ぶ　釧商が新入社員セミナー

　 釧路商工会議所主催の２０２３年度新人社員セミナーが６日、釧路市内の道東経済センタービルで開かれ、参加した３２人の新社会人がビジネスマナーについての知識を深めた。

　同セミナーは、地元中小企業の新社員を対象に毎年開いており、コロナ禍から密を避けるため、昨年に続き２日に分け実施している。講師は「コム」ビジネスマナーインストラクターの山本さおり氏。今回はグループ形式で行われ、参加者は４人ずつに分かれリーダーを決め、グループ内で山本氏の問い掛けに対して話し合うスタイルで進行した。

　 セミナーでは、社会人としての心構えや身だしなみなどの説明、名刺交換、電話応対の実習が行われた。冒頭、山本氏は「ウェルビーイング」について「最近注目されている言葉で、幸せだなと思うことを意味する。最近は皆さんが幸せになるため、ウェルビーイングを目指している会社が多い」と述べた。身だしなみについては「評価が上がったり下がったりするので、日頃から注意を払う」と促した。電話応対の実習では会社に電話をかける側と受ける側に分かれ、参加者が緊張した面持ちで挑んでいた。

　釧路高等技術専門学院を卒業しトヨタモビリティ釧路に入社した鶴居村出身の斎藤楷人さん（２０）は「社会人として足りないことを補うためにも役に立った」と述べ、「電話応対は緊張したが、きちんと対応できた」と話していた。

　 ７日もセミナーが行われ、２０人が参加する予定。