北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

釧路新聞

岡林さん植物画で大臣賞 アトリエ・アリス7人の生徒が入賞【釧路】

入賞・入選作品のレプリカを手にする絵画教室の生徒たち

 釧路市内の絵画教室「アトリエ・アリス」(マシオン恵美香さん主宰)に通う岡林春花さん(道教育大学附属釧路義務教育学校後期課程2年)が、第39回植物画コンクール(国立科学博物館主催)中学生・高校生の部で最高賞の文部科学大臣賞。阿部晃大君(市立湖畔小6年)が小学生の部で同じく筑波実験植物園長賞に輝いた。(石川直樹)

 今年度の同コンクールには、全国から小学生の部に378点、中学・高校生の部に577点、一般の部に115点の計1070点の応募があった。

 岡林さんはニンニクの球根や葉などを描き、薄皮の透明感や花部むかごの特徴を捉えた描写が高く評価された。阿部君は何度も湿原を訪れミズバショウを観察し、自然な色合いや光の描写が高く評価された。岡林さんは「透明感を出すのに色を塗りすぎないよう注意した」。阿部君は「影の部分を注意深く描いた」と振り返る。

 同教室からは最高賞に次ぐ佳作に岡林圭花さん(道教大附属義務教育学校5年)、岡林紀花さん(釧路湖陵高校1年)、星こころさん(同)。準佳作に山崎葵さん(計根別学園4年)、庄司桃椛さん(釧路市立阿寒中2年)が入賞した。今回、小中高校生の道内入賞者は9人だったが、このうち7人が同教室の生徒が占めた。マシオンさんは「過去にも複数入賞はあるけれど、上位3賞に2人が入賞するのは初めて。今年は入賞者も多かった」と喜びを分かち合っている。

 マシオンさんは「植物画の講座を始めて数年後の第17回(2000年)から、今回の39回までに延べ55人以上の生徒が準佳作以上を受賞していて、一度も賞に漏れた年がなかった」。さらに「入選に漏れた生徒の作品も、私の目からは実力充分の技量がある。何より根気のいる作業をやり遂げた生徒たちに拍手を送りたい」とたたえた。

 入選作品展は3月5日まで、国立科学博物館地球館筑波実験植物園(茨城県)で開催中。以降、9月7日から10月1日まで附属自然教育園(東京都)、12月には国立科学博物館(同)で開催される。

関連記事

苫小牧民報

生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も  安平

安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...

苫小牧民報

クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ

苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...

室蘭民報

狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】

 道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...

室蘭民報

12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】

 西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...

室蘭民報

健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..

工房、不登校児の居場所に  登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス