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函館新聞

道議選告示まで1カ月 函館市区は少数激戦へ【函館】

 道議選は、3月31日の告示(4月9日投開票)まで1カ月に迫った。函館市区は定数5を7人で争う激戦が予想され、北斗市区(同1)は現職と新人の一騎打ちが濃厚。渡島総合振興局区(同2)は、無投票となる可能性が出ている。桧山振興局(同1)は立憲民主党の擁立候補が決まっておらず、流動的な要素が残る。

 ■函館市区

 渡島総合振興局区から国替えし出馬する自民党現職、冨原亮氏(50)は、2月23日に函館市美原3で選挙対策本部事務所開きを行った。300人が駆け付け、新天地での5期目へ向け必勝を確認した。

 自民党新人の藤井辰吉氏(44)は、2月19日に事務所開きを行い「経済活性化に取り組む」と力を込めた。函館市区の重鎮で昨年1月に死去した川尻秀之氏や、現職で引退表明した佐々木俊雄氏を手本に、経験や人脈を生かし精力的に支援団体に足を運ぶ。

 自民党の公認を得られず、無所属で出馬する新人の団体職員広田知朗氏(61)は、今月5日に市内松風町で後援会事務所開きを行う。保守票を一定程度獲得すると、自民候補に影響を与える可能性がある。

 公明党新人の海野真樹氏(45)は、現職の志賀谷隆氏(69)の後継。2月18日に千代台町であった後援会事務所開きでは、格安航空会社(LCC)誘致による観光振興、労働力不足解消を掲げ「志賀谷氏から託された大事な1議席。死力を尽くして戦う」と訴え、初当選を目指す。

   立憲民主党は、現職の平出陽子氏(74)が9選を目指す。前回はトップ当選を果たしたが慢心せず、持ち前の行動力であいさつ回りに力を入れる。現職で6選を目指す高橋亨氏(69)は、北海道新幹線の札幌延伸でも函館―新函館北斗間のはこだてライナーの維持存続を公約に掲げる。立憲は知事選と連動し、確実に2議席確保を狙う。

 共産党新人の本間勝美氏(54)は、党16年ぶりの議席奪還に向け、出馬予定者の中で最も早く、昨年11月に事務所を開くなど、必勝態勢を構築。平和を守るための軍拡と増税反対を訴えている。

 ■北斗市区

 自民党現職の滝口直人氏(67)と、立憲民主党の新人の石川秀行氏(51)の2氏による8年ぶりの一騎打ちとなりそうだ。

 滝口氏は2月4日に事務所開きを終え、子育て支援や農水産業の振興、企業誘致などを打ち出した。「議席を守り抜く」と気を引き締める。

 石川氏は、若者が定着できる地域づくり、農業の担い手育成、高齢者福祉の充実などを掲げ、連合など労組が支援する。選挙事務所は2月28日時点で決まっていない。「高齢者が安心して暮らせる地域づくりに取り組む」と決意を示す。

 ■渡島総合振興局区

 自民党新人の元衆院議員、前田一男氏(56)は「これまでの56年の経験を今後に生かす。渡島の30年後を見据えた取り組みを進める」と訴える。道南各地にある後援会の応援を受け、幅広い支持を得る考え。

 立憲民主党現職の笹田浩氏(62)は、新型コロナウイルス禍や物価高で苦しむ一次産業の振興を掲げ、4選を目指す。八雲町の基幹産業で窮地に立つ酪農の支援策を国に求めている。

 ■桧山振興局区

 自民党現職の内田尊之氏(62)が、3期目を目指す。1月22日にせたな町で事務所開きを行った。3月下旬にせたな町と江差町で決起集会を予定。1947年4月選挙以来、76年ぶりの無投票となる可能性がある。

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