釧路湖陵高校空手道部（高坂良修監督）が１月１８日から２０日まで、室蘭市で行われた北海道高校空手道選抜大会兼第４２回全国高校空手道選抜大会北海道予選会に出場し、男子団体形の部で準優勝を果たし、昨年に続いて全国大会出場権を得た。ＪＯＣジュニアオリンピックカップ第４２回全国高校空手選抜大会は３月２３日から福岡県で行われる。（會田俊実）

　釧路湖陵高校空手道部のメンバーは２年生の棟方響、高橋那瑠、年代香純、橋田明、沼田優斗の５選手と、１年生の齋藤完選手の計６人。全道大会の男子団体形には全道各地の実力校１１校が参戦し、予選グループ２組と決勝リーグで覇権を争った。

　釧路湖陵は予選グループ１で、帯広農業、札幌工業、大麻、小樽潮陵、札幌英藍の５校を抑えて首位通過。予選両グループの上位３チームずつによる決勝リーグでも堂々の演技を披露した。優勝した岩内には及ばなかったが、準優勝し全国切符を獲得した。

　団体形の主力である棟方選手（２年）は「団体形の主な選手が組手をメインとしている。その３人でやっていたけど、形でもやっていけるほどに成長した」とメンバーの成長を喜んだ。昨年の全国大会は１回戦で敗れており「今回は自分たちの形をしっかりと見せたい」と意欲を示した。

　顧問の高坂監督は「まだまだ伸びしろがある子たち。よくやってくれている」とにっこり。「全国の強豪校の実力との差をしっかりと感じたい。北海道の代表として、どこまで通用するのか体感してほしい」と話していた。

全国大会へ挑む釧路湖陵高校空手道部の男子団体形のメンバー