アプリ活用でミルキーライナー23%割引 「バス旅きっぷ」登場【帯広】
IT(情報技術)によるエリア活性化に取り組むscheme verge(スキーム ヴァージ、東京)は、周遊パスなどを提供するアプリ「Horai(ホーライ)」で、新千歳-帯広間の高速バス「とかちミルキーライナー」が23%割引になる「とかち帯広バス旅きっぷ」の販売を始めた。JCB加盟店約50店で利用できるデジタル優待券(JCBカード利用者限定)を特典として付与。同社は「インバウンド(訪日外国人旅行者)とLCC(格安航空会社)の利用者に十勝を知ってもらう機会にしていきたい」としている。
日本国内へのインバウンド回復の兆しが見える中、北海道らしさを楽しめる十勝を国内外に発信していくため、同社は高速バスを共同運行するおびうん観光と北都交通、東アジアでカード利用者が増えているジェーシービーとそのグループ会社tanceと連携し、特典付き割引乗車券をアプリ限定で販売を開始した。
主なターゲットは、新千歳空港国際線を利用する外国人観光客と成田空港や関西国際空港からのLCC利用者。慣れない道の長距離運転や冬道の運転も回避できるなど、快適な旅を提案している。
ダウンロードしたアプリから購入可能で、乗車券は片道2900円、往復で5500円。北の屋台や北海道ホテルなど約50店で使えるデジタル優待券は、JCBカード利用者のみの特典となる。販売期間は6月末まで。
今後、タイや台湾からインフルエンサーを招いてパスを使って十勝を満喫してもらうなど情報発信も予定している。同社は「今回のパスを通じて十勝を知ってもらい、次の企画につなげていきたい」としている。
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