北斗でフノリの初操業 寒さで生育遅れ【北斗】
【北斗】北斗市の茂辺地、当別両地区で8日、上磯郡漁協のフノリ摘みが始まった。初日は組合員16人が出漁し、膝まで海に漬かりながら、コンクリートブロックに5センチほどに育ったフノリを手で丁寧に摘み取った。この日は両地区合わせ約210キロの水揚げがあった。
両地区には、道内唯一のコンクリート製フノリ礁900台余りを設置し、6月に胞子を付着させて養殖している。
この時期のフノリは柔らかく風味があるといい、「海峡ふのり」のブランドで函館などに出荷するほか、同漁協で乾燥加工しJR新函館北斗駅前のアンテナショップ「マルシェおがーる」、JA新はこだての農産物直売所「あぐりへい屋」などの店頭に並ぶ。
同漁協はまなす支所(市茂辺地)によると「例年、初日の水揚げは300キロ程度。今シーズンは寒いせいか、生育が少し遅れているようだ」といい「生育状況を見ながら、春先まで操業を続ける」としている。
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