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日高報知新聞

新聞を教材化する技術【新ひだか】

【新ひだか】日高教育研究所・教職員研修センター(木田理博所長)主催の「研修講座(NIE教育)」は13日、三石中で開かれ、管内の教職員と教育関係者約15人が参加し、新聞を教材化する6つの技術を学び理解を深めた。

 管内のNIE(教育活動に新聞を)教育における研究の活性化と、教員の指導力向上を図ることを目的。

 主催者を代表して日高NIE研究会の杉山一彦会長(えりも庶野小校長)は「新聞は授業に厚みを、思考力にアクセントを、一歩先の深まりをもたらす有効なツールである。本日の学びを周りの関係者らに広めていただき、より深い学びの出来る児童生徒を増やしていければ」とあいさつ。

 講義・演習では、日本新聞協会認定NIEアドバイザー・千歳市立泉沢小の矢島勲教諭が、「誰でもできる!新聞を教材化する6つの技術」のテーマで、①素材に分ける②トリミング(切り取る)③マスキング(隠す)④組み立て(意外性・驚き・感動など)⑤補う(不足している素材を補う)⑥身近に引き寄せる―などの技術を演習を交えて解説。

 このうち、道徳の模擬授業からフレンチの巨匠・増毛町出身の三国清三さんの幼少期から料理人の道に進んだ物語で、母の言葉「学歴がなくても志は平等だ」を心に今も刻んでいることを紹介。

 矢島勲教諭は「この6つの技術は、新聞に限らずあらゆるものに使える汎用性のあるもの。子どもたちを前向きにさせたい、意欲を失っている子に、少しでも学ぶって楽しいと思ってもらえたら、より深い学びにつながるのでは」と話した。

 この後、「新聞に親しむ小学校での実践」のテーマで厚賀小の遠藤真紀教諭の実践発表を聞いた。

演習問題を取り入れながら講義する矢島教諭(正面)

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