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日高報知新聞

佐藤修さんが最優秀賞【平取】

【平取】令和4年度北海道枝肉共励会(黒毛和牛の部)で町内貫気別の佐藤修さん(44)の出品牛が140頭の中から「最優秀賞」に選ばれた。また、日胆黒毛和種枝肉共励会で町内芽生の町畜産公社が30頭中「最優秀賞」、町内荷菜の原田健二さん(52)が優秀賞4席に選ばれた。14日にびらとり農協で両共励会の受賞者に仲山浩組合長から褒章が伝達された。

 両共励会は、今後の消費構造に対応した商品性の高い肉畜づくりと生産体系の樹立、肉畜経営の安定と生産基盤の確立を期することなどを目的に、いずれも11月に帯広市の北海道畜産公社十勝工場で行われ、枝肉の重量や肉質などを競った。

 「北海道」最優秀賞を手にした佐藤さんは、両親と従業員2人の計5人で、年間400頭を肥育。素牛は全て自分の牧場。種付けから40カ月経った黒毛和牛を年間100頭出荷している。今回、最優秀賞を取った血統は、美津照重×美国桜×百合茂。枝肉は格付が最上級のA5、霜降り度合を示すBMSは12と最高評価を受け、枝肉単価6320円で347万6千円で取り引きされた。

 佐藤さんは「生産者のレベルが高くなってきているのでたまたま選ばれただけ。牛の能力を最大限に発揮させることを心掛け、就農して25年で、やっと獲れた。今後の目標はこの成績を安定させること」と喜びを語った。

 「日胆」最優秀賞の町畜産公社は、昭和48年に創業。年間330頭を肥育し、120頭を出荷。素牛の6割は購入、4割は自社。今回の血統は、福之姫×百合茂×安福久でA5・BMS12、枝肉単価2790円で148万9860円で取り引きされた。

 町産業課の武田弘幸主幹は「一生懸命頑張ってきた職員の賜物。これからも研さんを積みながら良い肉を作れるよう努力していきたい」と話した。

 「同」優秀賞4席の原田健二さん(52)は妻と息子の家族3人で経営。先代と一緒に水田と和牛をやっていたが、先代の逝去後、和牛専門に切り替えて8年。年間120頭を肥育し70頭を出荷。素牛は4割を購入し6割は自家。今回の血統は、勝早桜5×第1花国×勝忠平でA5 ・BMS12、枝肉単価2560円で122万1120円で取引された。

 原田さんは「どの生産者のレベルも上がっているので受賞するのは大変なこと。枝肉の断面を見るといろいろなことがわかる。受賞を励みに、経験を活かし、研究しながら前向きに頑張りたい」と話した。

北海道枝肉共励会で最優秀賞の佐藤さん(右)仲山組合長(中央右)。日胆黒毛和種枝肉共励会で最優秀賞の町畜産公社の武田さん(中央左)、同優秀賞4席の原田さん(左)

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