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網走タイムズ

今年もカレンダー出来ました  網走信金が本支店で配布

 毎年恒例となった網走信金のカレンダーができた

 【網走】網走信用金庫(伴道弘理事長)は、今年も顧客サービスの一環として、地域をモチーフにした特製のカレンダーを製作した。本支店の窓口で来店者にプレゼントしている。

 市民になじみの深い、恒例の〝信金カレンダー〟は、今年も大判B2のフルカラーサイズを用意した。

 作画は、2021―22年の2年間、デザインを担当した網走在住の植物画家で、本年、惜しまれつつ亡くなった故・清水晶子さんの夫で、銅版画家の敦さんが引き継いだ。

 敦さんは37年、東京都目黒区出身。55年、画家を志し、油絵を描く。伊藤清永絵画研究所に通い、63年に北海道へ移住し、独学で銅版画を始めた。

 64年にはシェル美術賞展で佳作、全道展で奨励賞などを受賞。76年に渡独し、ハンブルク美術館半画室で版画の上級技術「ビュラン」を学んだ。

 90年には網走に移住。版画アトリエ兼木工、ガラスなどの多目的工房「森の家」を構えており、現在も全国で個展を開催するほか、版画集「北の詩」「ふるさとの詩」を刊行するなど〝北の銅版画家〟として活躍している。

 第二の古里となった網走では、自然保護活動にも情熱的で、晶子さんと先進的な取り組みも実践してきた。

 00年、世界的にも貴重な呼人の水芭蕉群落を守ろうと、売り地となっていた群落地の購入費用を全国に呼び掛ける活動を展開。現在、国道沿いに広がるミズバショウ群落は、清水さんら地域の住民を中心に、多くの市民の手で大切に守られている。

 今年のカレンダーは、網走前浜から網走湖を鳥瞰した地形を、カシミール3Dと呼ばれる精密かつ高画質な3D画像で表現。ふるさとの〝かたち〟が手に取るように分かる画像に合わせて、網走湖に生息する豊かな生物を描いた銅版画を配置した。

 また、網走の「流氷まつり」や十勝の「帯広平原まつり」など、営業エリアのイベントを紹介する「ふるさとのまつり・行事予定」も例年通りに掲載。市民へ近隣の情報提供を行っている。

 網走信金は「今年のカレンダーを配布しています。多くの方々にご愛顧いただきたい」と呼び掛けている。  カレンダーは1万5100枚を用意している。

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