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日高報知新聞

浦河開拓の「三田藩士」が副読本に【浦河】

 浦河町と縁の深い兵庫県三田市の学校副読本としてこのほど、浦河の地で開拓事業に従事した三田藩士を取り上げた「北の大地に理想郷を築いた人々~鈴木清・澤茂吉物語~」が発行された。同市の職員が11月30日に浦河町役場を訪れ、池田拓町長と浅野浩嗣教育長に完成を報告し、本100冊を寄贈した。

 明治時代に荻伏地区を開拓した「赤心社」の初代社長、鈴木清氏が旧三田藩士だったことから、民間団体などで三田市との交流が続いており、6月30日には同市の森哲男市長が来町した。

 副読本は同市の「ふるさと読本」第6号。鈴木清氏と澤茂吉氏の生い立ちや赤心社ができた背景など―18のもくじで構成したB5判35㌻。小学3年以上が対象。浦河町郷土博物館の協力で今年3月から制作を進め、10月に完成した。

 この日は三田市の矢萩典代広報・交流政策監と、学校教育部の小山恵介教育研究所長、地域共創産業戦略室まちのブランド観光課の丸本真也係長が町役場を訪問。

 矢萩広報・交流政策監と小山教育研究所長は、作成に協力した町職員らに感謝しながら「2つの町の非常にありがたいご縁を大事に、これからも双方の結びつきを深めていきたい」、小山教育研究所長は「地域から生まれた偉人の生きざまをテーマに作成。子どもの教育だけではなく、町民にも読んでもらいたい。夢に向かって生きる尊さを子どもたちに伝え、つながりを深める学習で活用してもらえたら」と述べ、池田町長へ副読本を手渡した。

 池田町長は「副読本によって縁が深くなることや、浦河の開拓には兵庫『人』がいてこそ。両地域のつながりがより深まっていくことを期待したい」。浅野教育長は「子どもたちには開拓者のことを伝えきれていない部分がある。郷土ふるさと学習や社会教育事業、子どもだけではなく町民などにも幅広く活用していきたい」と感謝した。

 三田市では社会科や道徳、総合的な学習で活用していくという。

三田市の学校副読本

浦河町へ学校副読本を寄贈した三田市関係者(左3人)

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