51㌔のマグロを一本釣り【新ひだか】
【新ひだか】静内入船で漁業を営む静谷孝美さん(66)は10月16日、午前6時に釣り客を乗せて遊漁船「第八静漁丸」(4・9㌧)を出港し、沖合約10㌔の地点で釣り客が重さ51㌔の本マグロを1本釣りした。半世紀にわたり漁業を営む静谷さんは「日高管内でマグロを1本釣りした話は聞いたことがない」と驚いている。静谷さんの遊漁船経営は24年目となる。
釣り上げたのは、仲間と2人で来た恵庭市の公務員、広中敦(おさむ)さん(57)。広中さんは、小学生のころからの釣り好きで、10月16日に初めて同船に乗り、静内沖の水深約100㍍の海底にルアーを下しマグロを釣り当てた。午前10時ころ強い引きと格闘しながら約50分かけて船上に釣り上げ、同船した釣り客からも祝福を受けていた。「最後は握力も腕を上げる力もなくなりかけたが、釣り上げられた」と喜んだ。これまでに釣ったマグロは重さ20㌔が最高で、興奮と満面に笑みがこぼれていた。
静谷船長は「海水温上昇により静内沖ではここ5、6年、昔は獲れなかったマグロやブリ、サバなどが網に掛かるようになってきた。釣れる魚種もかわり船釣りの醍醐味も変わってきた。今は、サケやブリ、ソイ、ヤナギノマイなどが釣れている。ぜひ遊漁船の釣りを楽しんでほしい」と話していた。

51㌔の大きなマグロを釣り上げ喜ぶ広中さん(中央)と静谷船長(左)=静谷さん提供=
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