昨年の養成講座。今回は冬季講座を行う

　【根室】大地みらい信用金庫（遠藤修一理事長）と大地みらい基金（同）は、来秋に道内で開催を予定する「アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミット（ＡＴＷＳ）」を見据え、根釧地域の魅力を国内外の旅行者に伝えるアウトドアガイド養成講座を開く。昨年の春季に続く冬季講座で、現在参加者を募集中だ。

　２０２２冬季アウトドアガイドセミナー・フィールドワークは１２月２、３日の日程で、鶴居村のウィルダネスロッジ「ヒッコリーウインド」を主会場として行うもの。期間中は釧路湿原などの散策と座学でアウトドアガイドを養成する。講師は昨年に続き、北海道知事認定アウトドアマスターガイドの安藤誠さん（５８）。

　来年９月にはＡＴＷＳの実開催（昨年はオンライン）が決まっている。アドベンチャー・トラベル（ＡＴ）は欧米の中心に人気が高まっている旅行形態。「北海道はＡＴの最適地」とされており、大地みらい信金は根室、釧路地域について「釧路湿原、阿寒摩周、知床の三つの国立公園と厚岸霧多布昆布森国定公園があり、個性の異なる自然が間近にある、世界的にもＡＴの目的地となり得る場所」と表している。

　同信金は、これらの需要に応えられる人材育成を目的に講座を開く。参加は無料ながら交通・宿泊費は各自手配と負担が条件。定員（先着順）はフィールドワークが２０人、セミナー４０人。

　希望者は２５日までに、同信金ホームページからダウンロードした申込書をファックス０１５３（２４）２８０１かメールshinkin@daichimirai.co.jpへ送信すること。問い合わせは大地みらい信金０１５３（２４）４１０４へ。