耳を澄ませて野鳥探し ウトナイ湖で自然観察会 苫小牧
ゴールデンウイーク(GW)最終日の6日、苫小牧市植苗のウトナイ湖野生鳥獣保護センターは、同湖畔で自然観察会「ウトナイ湖春の渡り鳥DAY」を実施した。市内外から18人が参加。ネイチャーガイドと一緒に林間や湖畔を散策し、バードウオッチングを楽しんだ。
年5回開催している自然観察会の一環。参加者は日本野鳥の会レンジャーから夏鳥の鳴き声の特徴や生態についてレクチャーを受けた後、3グループに分かれて屋外でのバードウオッチングを開始した。
林間では、レンジャーが「鳴き声が聞こえたらまずは自分の目で鳥の姿を探してほしい」と助言。参加者は耳をそばだて、野鳥の姿を見つけると、双眼鏡でじっくりと動きを追っていた。
この日は、センダイムシクイやクロツグミといった渡り鳥などを確認。地面で餌をついばむクロツグミや、アカゲラのドラミングにも遭遇した。
安平町から参加した主婦竹田祥子さん(38)は「普段なかなか見つけられない鳥も、専門家からレクチャーを受けると観察できる」と笑顔だった。
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