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苫小牧民報

木質バイオマスボイラー導入へ ダイナックス苫工場 24年1月稼働

自動車部品製造業ダイナックス(本社千歳市、伊藤和弘社長)は16日、木質バイオマスボイラー1基を苫小牧工場(苫小牧市柏原)に導入すると発表した。カーボンニュートラル(CN、温室効果ガスの排出ゼロ)実現を目指す一環で、二酸化炭素(CO2)の年間削減量は3501トン、国内工場全体の9・3%相当分を減らせるという。7日に着工し、2024年1月に稼働を始める予定だ。

 苫小牧工場はクラッチ板製造の拠点で、摩擦材のペーパーを作る抄紙工程や暖房の熱源を、木質チップ燃料のバイオマスボイラーに切り替える。能力は蒸発量1時間当たり4トン。工場内の遊休地約1170平方メートルに建設する。総事業費は約7億円。経済産業省の先進的省エネルギー投資促進支援事業に採択され、22、23年度の2年間で約3億3000万円の補助を受ける見通し。

 燃料は産業廃棄物の解体材などを砕いた木質チップが基本だが、同社で発生する天然パルプ由来のペーパーかすも使い、廃棄物削減を図る。これまで使っていた天然ガスボイラー12台、A重油ボイラー1台を停止。うち天然ガスボイラー10台は予備で残すが、天然ガスは苫小牧、千歳工場全体の約31%、A重油は同100%減らせ、温室効果ガスの削減につながる。

 同社は50年のCN達成に向け、30年までに温室効果ガス排出量を19年度比で46%削減する方針を掲げ、自家消費型としては道内最大級の大規模太陽光発電設備(メガソーラー)の整備を苫小牧で始めたばかり。バイオマスと併せたCO2削減効果は16・5%に達する見込みで、同社カーボンニュートラル推進部の石谷哲哉部長は「今後も太陽光発電設備やソーラーカーポートの導入などを予定している。CNをさらに加速させたい」と意気込んでいる。

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