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日高報知新聞

ICTを活用した授業づくり【浦河】

 日高教育研究所・教職員研修センター(木田理博所長)は10月25日、2022年度道立教育研究所地域連携共同企画支援研修講座「ミニ研修講座」をオンラインで開催した。管内の小中学校教諭ら約20人が参加し、道立教育研究所の職員を講師に、ICTを活用した授業づくりについて研さんを深めた。

 研修会は、同研修センターが所在する浦河町生涯学習センターと道立教育研究所、各学校をつなぎ、オンライン会議システムを活用して行われた。

 管内の実情やニーズに応じた研修講座で、教育課題の解決と各学校の中核となる教職員の資質能力向上を図るもの。今回の研修会は、管内の各学校で取り組んでいるICTを使った授業について情報を共有しながら授業力アップにつなげたいというニーズを受け実施した。道立教育研究所研修部の主任研究研修主事米谷広美さんと研究研修主事熊谷元宏さんが講師として、新学習指導要領とGIGAスクール構想について説明したほか、先進的な実践事例などを紹介、解説した。

 あいさつで木田所長は「新型コロナウイルスの感染拡大により前倒しでGIGAスクール構想がスタートして約1年半が経過し、各学校で教職員一人ひとりが試行錯誤をしながら実践を積み重ねてきた」と述べ、「これまでの実践を振り返りながら、ICTを活用した授業づくりについて、交流、議論し、児童一人ひとりの資質能力を育成することと、教師一人ひとりの授業力アップにつなげてほしい」と研修の成果に期待。

 研修会では参加者が各グループに分かれて新学習指導要領のポイントを押さえながら、学習においてICTを活用する特性や強みについて理解を深め、目的や必要性を確認。自校の児童生徒の様子と結びつけながら授業での実践をイメージした。

 実践交流では、各校の実践事例を持ち寄って、感想や気づいたことをもとに情報共有し、「ICT端末を活用すること自体が目的となっていないか」「児童生徒一人ひとりの資質能力の育成につながっているか」と振り返りながら、効果的な活用について意見を交わした。

授業力向上へ積極的な実践交流を呼び掛ける木田所長

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