北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

釧路新聞

「かたりべ」が情報発信 釧路湿原応援プロジェクト【釧路】

釧路湿原情報発信コーナーを開設した「はたご家」。スタッフが特製バッジを着けて接客

 釧路湿原を中心に据えた地域活性化に取り組む「釧路湿原応援プロジェクト」は今秋、体験観光経験者による情報発信「かたりべ」を始めた。このうち、釧路市中心街で飲食店を営む駒形家(釧路市栄町7、白幡博代表取締役)は、釧路川でカヌー体験をしたスタッフが観光客らに魅力を紹介している。

 釧路湿原応援プロジェクトは、釧路の民間企業と野村證券釧路支店(眞壁茂希支店長)の協働事業。今年度から25年度までの4年計画で、釧路湿原のファンを地元から全国へという流れで増やしながら、まちそのものを元気にする、大きなうねりの創出を目指す。初年度は、地元飲食店の従業員らに釧路湿原での体験観光を促し、接客時に実体験を話題にできる「かたりべ」の育成に着手した。

 駒形家では、今年9月に釧路川でのカヌーを体験した従業員が、同店とはたご家(市栄町4)で「釧路湿原カヌー体験者」と明記した特製バッジを着けて仕事に当たり、客と自然談義に花を咲かせ、旅程の提案もしている。さらに、はたご家では同プロジェクトの情報発信コーナーを構え、従業員らの思いをつづり、お薦めのカヌー事業者もPRしている。特製バッジを着けて、もうすぐ1カ月となるが、釧路湿原を``推す、、姿勢に関心を示す観光客は少なくないという。

 同社の白幡慎太郎専務は、従業員の体験観光への参加は一人一人のレベルアップのみならず、店舗全体に良い影響を及ぼすとした上で「カヌーだけではなく釧路の夕日にも興味を持つなど、波及効果は大きい。従業員の学びを支援していきたい」とにっこり。眞壁支店長は、確かな手応えを感じており「カヌー体験をした従業員が早速、接客時に話題にしていると聞いてとてもうれしい。参加店舗も『かたりべ』も増やしながら、実績を積み上げていきたい」と話した。

関連記事

苫小牧民報

生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も  安平

安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...

苫小牧民報

クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ

苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...

室蘭民報

狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】

 道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...

室蘭民報

12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】

 西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...

室蘭民報

健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..

工房、不登校児の居場所に  登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス