開店を祝い、テープカットする関係者

　全国でコンビニエンスストアを展開するローソン（東京）は１日、函館市梁川町２に道南産木材を使用した新店舗「ローソン函館梁川公園通店」をオープンした。市内で初めて、道産木材を活用した道の「ＨＯＫＫＡＩＤＯ　ＷＯＯＤ　ＢＵＩＬＤＩＮＧ（北海道ウッドビルディング）」の登録を受け、開店を祝い、同日オープンセレモニーが開かれた。

　北海道ウッドビルディングは、道産木材を使った建築物を登録し、利用拡大を目指す道の制度。ローソンでは７月に登録店舗として、札幌市手稲区に札幌新発寒１条店を初出店し、函館梁川公園通店は道内２店舗目。

　店舗は道南スギをメインに、トドマツ、カラマツといった木材を柱や店舗の内装・外装の仕上げ材に活用。セレモニーであいさつしたローソン執行役員、廣金保彦北海道カンパニープレジデントは「道南の財産であるスギなどの木材をふんだんに使い、木のぬくもり、香りを感じられる店舗になった。函館のブランドを高めることにもつながる」と期待を込めた。

　このほか、函館市の工藤寿樹市長、渡島総合振興局の田中仁局長があいさつ。田中局長は同店を運営する有限会社垂水（札幌市）の垂水潤オーナーに登録証を授与し、関係者がテープカットして開店を祝福した。