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函館新聞

障害や病気抱える人がモデルのファッションショー 女性会議12月に初開催【函館】

ファッションショーのオーディション参加を呼び掛ける函館市女性会議メンバー

 函館市女性会議(佐々木香会長)は12月4日、心身の障害や病気、けがなど日常生活で困難を抱える人がモデルとして出演するファッションショー「HAKODATE COLLECTION(ハコダテコレクション)2022」を函館市亀田交流プラザで開く。函館市制施行100周年記念と銘打ち、初開催。衣装はファッションブランド「tenbo(テンボ)」デザイナーの鶴田能史さんがプロデュース。先行して11月6日午後1時半から函館アリーナ多目的会議室Aでモデルオーディションを開催する。

 女性会議は防災マルシェの活動など「誰一人取り残さない街 函館」の実現を掲げる中、日常生活での困難を抱えている人たちとのつながりを深める方法を模索。道内で車いす利用者のファッションショーが開かれているのを知り、運営のノウハウを持つ、北海道社会福祉協議会(札幌)の鹿野牧子さんに相談。鶴田さんとのつながりを持った。

 すべての人が笑顔になれる服を発信するテンボと鶴田さんは、プロ野球日本ハムファイターズの新庄剛志監督が着用した衣装も手がけて話題を呼んだ。ショーでは、無印良品のリサイクル商品を利用したドレスをはじめ、テンボが用意した衣装をモデルに着用してもらう。

 ショーの当日はゲストにイラン出身の女優サヘル・ローズさんが来場。ペットボトルリサイクルの技術を持つJEPLAN会長の岩元美智彦さんや鶴田さんらのトークショーもある。函館大妻高校の福祉科、愛護部、放送部の生徒が運営にも協力。観客に大切にしているものを持参してもらって、ランウェイを飾る計画だ。

 6日のオーディションの対象は道南在住の「健常者以外」で、「日常生活に壁を感じ、ファッションを楽しむことに不便を感じている人」と規定。本人の来場ができれば障害者だけではなく、病気やけが、妊娠中の人らも対象とし、理由は自己申告。年齢も問わず子どもから高齢者、家族での参加でき、応募多数の場合は10組を選考する。鶴田さんも来場し、採寸も実施する。応募締め切りは同3日。

 佐々木会長は「社会とつながりを広げるきっかけになれば。楽しいイベントになるので気軽に応募をしてもらいたい」と呼び掛けている。

 イベントへの企業、個人の協賛も募集している。応募詳細は二次元コード参照。問い合わせは佐々木会長(080・1880・3527)へ。

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