ＳＮＳでの投票で名付けられた「ウミ」（釧路市動物園提供）

釧路市動物園（鈴木貴博園長）で５月にふ化したタンチョウのひな（雄）の名前が「ウミ」に決まった。父親のコウ、母親のアミの名から１文字ずつを取り「大海原に大きく飛び立てるような強い存在に成長してほしい」との思いが込められている。 　ウミの名付けは、同園では初の試みとなるインターネット交流サイト（ＳＮＳ）を活用して実施した。成長の様子を公開しているツイッターで１０月３～１６日に候補名を募集。集まった１２点から園内で選考し「リク」「カイ」「リキ」「ウミ」に絞った。同２４～３０日に決選投票を行い、総投票数４７５票のうち、約４０％を占める１８９票と最も投票数が多かった「ウミ」に決定。次点は「カイ」（１５１票）だった。ウミを飼育しているケージはバックヤードにあり、一般公開していないことから命名式などは行わない。 　同園では「ＳＮＳを活用しての名前決定は初めてだが、４７５票も寄せてもらい大変感謝している。これからもツイッターで随時『ウミ』の情報を公開していくので、温かく見守ってほしい」と話している。