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苫小牧民報

始動1年 加盟19事業所に とまこまいWEB商店会

苫小牧市内の企業や個人事業主らが集まり、インターネット上で一緒に通信販売を行う「とまこまいWEB(ウェブ)商店会」(石澤ともみ会長)。会員事業所は昨年10月の始動から1年で約4倍の19事業所まで増え、先月、市の商店街向け補助事業を利用できる任意団体に認定された。通販サイトをきっかけに実店舗に足を運ぶ市民もおり、同商店会は「加盟店にとっても、市民にとっても有用な活動に努めたい」と話す。

ショップサイトを運営する商店会役員

 同商店会は、ネット通販を利用した地域経済活性化を目的に発足。楽天市場やヤフーショッピングといった通販サイトに商店会のショップを構え、加盟店の商品を販売している。

 出店料、維持費などの負担を分散できる他、サイト運営者や購入者とのやり取りといった事務手続きは事務局が担当。ネット通販の知識やノウハウを持たない企業でも参入しやすい仕組みを構築した。

 昨年10月に5事業所でスタートし、現在は19事業所まで増加。取り扱う商品もスポーツ用品、アパレル関連、絵画、時計、靴、タオル、肉、ドッグフードなど多彩で今後もスイーツやパン、仏具などの出品が計画されている。

 ウェブ商店会の利用の大半は市外在住者で、通販ショップを見た人が「他の商品も見てみたい」と実店舗を訪れるケースもあるという。

 事務局長の山口敏文さんは「老舗であっても実際に店を訪れたことがない市民は少なくないはず。通販ショップが地元商店との新たな出合いの場になりつつある」と語る。

 9月中旬、法人化されていない任意の商店街組織として市の認定を受けた。地域の商店がネット上でつながる珍しい試みでさらに加盟店を増やし、取扱商品の充実を目指す。

 同商店会の発案者で、サイト運営や商品発送などを手掛ける村井かすみさんは「サービス業などでも通販ショップを顧客獲得につなげることは可能。一緒に活動する仲間を増やしたい」と意気込む。

 16日午後1時~3時、JR苫小牧駅前で開かれる音楽イベントの会場で、LINE(ライン)公式アカウントに登録した市民限定のプレゼント企画を準備中。ライン登録した画面を見せるとプレゼントがもらえる内容で、来場者に同商店会をPRしたい考えだ。

 商店会に関する問い合わせは電子メール tomakomaiweb@gmail.com

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