ステージ上で北風さん（左から３人目）が紹介するストレッチをする高梨さん（左）とオズワルドの２人

　函館市制施行１００周年記念事業「ウェルネスＦｅｓはこだて」（「はこだて市民健幸大学」実行委主催）が８日、函館アリーナ、函館市民会館で開幕した。初日は約５０００人が来場し、健康について体験やトークステージ、企業や団体のＰＲやフードコーナーを楽しんだ。９日まで。

　アリーナと屋外では体験としてヨガ、ボルダリングのほか、２０２４年に函館で世界大会の開催を予定するモルックのほか、元陸上日本代表の北風沙織さんのランニング教室などが行われた。また、市内の高校生が来年夏に函館で行われるインターハイをＰＲした。市民会館大ホールではダンスコンテストがあり、盛り上りを見せた。

　ステージイベントでは函館出身の畠中悠さんと、伊藤俊介さんとのお笑いコンビ「オズワルド」らのライブ、スキージャンプの高梨沙羅さんのトークがあり、この日が２６歳の誕生日でお祝いを受けた高梨さんは日ごろから食事と睡眠に気をつけていることや、今シーズンは「自分のジャンプを見直し、アップデートさせたい」と話した。

　高梨さん、北風さん、オズワルドの４人が出演するスペシャルトークでは、伊藤さんは「自分たちのお笑いについて体力は省エネタイプ」、畠中さんは「自分は（戸井）コンブで育った」と話し、北風さんは「ストレッチはテレビを見ながらでもできるものがあるので取り入れてほしい」と呼び掛けた。

　函館市松陰町の主婦、村上泰恵さん（４３）は「健康に関する測定もあり暮らしに役立つイベント。また来年も開いてほしい」と話した。９日の体験、ステージプログラムは同フェス公式ホームページで。

　オズワルドの２人はライブの後、工藤寿樹市長と対談した。工藤市長は「函館を盛り上げるため、２人で旅番組をやってほしい」、オズワルドは「旅番組はＧＬＡＹさんとやりたい」と笑いを取り、「ぜひお笑いのイベントを開いてほしい」などと話した。