段ボールベッドに乗り、丈夫さを確かめる子どもたち

　伊達市主催の「避難所体験～防災イベント～」が９月３０日、旭町児童館（市内旭町）で初めて行われた。市危機管理課の足立勇二課長を講師に、参加した地元の小学生１５人は、避難所生活の方法や災害に遭った時の対応について学んだ。

　同児童館は、年２回避難訓練を実施している。今回、「子どもたちの記憶に残る防災体験をさせたい」と市子育て支援課に相談し、実現した。

　段ボールベッド組み立て体験では、子どもたちが２グループに分かれて作業を始めた。小さな段ボールを大きな段ボールに入れてベッドを組み立て、どれほどの重さに耐えられるのか、ベッドに乗って実験。子どもたちは「みんなが乗っても壊れないね」「ジャンプしても平気だよ」とベッドの丈夫さに驚いていた。

　この後、足立課長が防災講話。陸上自衛隊で勤務し、東日本大震災で救助活動をした経験について触れ「何かあったら、すぐ逃げる。そして避難所に来た時は、自分にできることを進んでお手伝いしてほしい」と話した。

　参加した４年生の島田愛梨さんは「段ボールベッドを作るのはすごく簡単だった。これなら避難所に来た時にお手伝いできそう」と話していた。