料理学会への来場を呼び掛ける深谷代表

　国内外の料理人や食に関する専門家らが集う「第１０回世界料理学会　ｉｎ　ＨＡＫＯＤＡＴＥ」（実行委主催）が９月１２、１３の両日、函館市芸術ホール（五稜郭町）で開かれる。２０２１年４月の第９回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初のリモート開催だったため、３年ぶりの通常開催となる。実行委は「コロナが収束したわけではないが、参加者同士が会場で直接情報交換できるのが本来の姿。一流料理人の神髄に触れてほしい」としている。

　２００９年から１年半ごとに開催。１２日は午後１時半開幕で深谷代表のあいさつの後、５人の料理人が各３０分の持ち時間で個人発表を行う。１３日は午前９時半から９人の料理人が登壇。この日は深谷代表も発表を行う。これまで同時に開いていた食材見本市や交流パーティは中止、前夜祭として開催されていた関連イベント「函館西部地区バル街」も取りやめる。

　実行委代表を務める函館市の深谷宏治さん（レストランバスクオーナーシェフ）は「コロナ禍で苦しい思いしてきた料理人が本音を語れる場として、未来に向けプラスになることを期待している」と話し、来場を呼び掛ける。

　料理学会の入場チケットは２日間用が２５００円、当日３０００円。１日用が１５００円（当日２０００円）。ホームページ（　http://www.ryori-hakodate.net/　）で予約を受け付けているほか、レストランバスク、バルレストランラ・コンチャでも販売。問い合わせはバスク（ＴＥＬ０１３８・５６・１５７０）へ。